2013年4月

開ききるこころの浅瀬きららかな光の綾を返し続ける

経験に汚れて迂回する雪の下層に昏(くら)い水滲みだす

粉塵をまとう残雪 毎日を清らかならぬ意思をもて生く

残雪の日毎に煤けゆく様を関わりなしと今は思わず

愛情を脂肪深くに堀り当てる大岡川の水ゆるむころ