2013年8月

肩越しに目配せされる一瞬の華やぎノブを静かに廻す

屋根よりは高く泳げる鯉のぼりパチンコ屋より見下ろしており

方形の郊外店舗は向かいあうTSUTAYAのブルー、ユニクロの朱

滑らかにエンジン音鳴らし間断なし日暮れの車道を行く乗用車

肉体の深処震わす感官の小暗き門は入り組みていて

冷房の風を素肌に当てながら誇るもの無き互いを晒す

すべらかな妹石の裏側にひったりと添う地面があって