社会的役割からくる自負心をブレンドしつつ生き急ぐのか
幻を喰いあう二匹の動物が横たわっている昼のシーツに
駅前の坂を二人で下りてゆくさかんに燃える夕雲の下
泣きながらとてもゆっくり殴りあう、ような世界にもう長くいる
ひと一人の規模を侮る言葉尻、首都は臓器のようにつやめく
わが肉の奥なる異音、あわ雪に降られて人を待てば鋭し
社会的役割からくる自負心をブレンドしつつ生き急ぐのか
幻を喰いあう二匹の動物が横たわっている昼のシーツに
駅前の坂を二人で下りてゆくさかんに燃える夕雲の下
泣きながらとてもゆっくり殴りあう、ような世界にもう長くいる
ひと一人の規模を侮る言葉尻、首都は臓器のようにつやめく
わが肉の奥なる異音、あわ雪に降られて人を待てば鋭し