開ききるこころの浅瀬きららかな光の綾を返し続ける
経験に汚れて迂回する雪の下層に昏(くら)い水滲みだす
粉塵をまとう残雪 毎日を清らかならぬ意思をもて生く
残雪の日毎に煤けゆく様を関わりなしと今は思わず
愛情を脂肪深くに堀り当てる大岡川の水ゆるむころ
開ききるこころの浅瀬きららかな光の綾を返し続ける
経験に汚れて迂回する雪の下層に昏(くら)い水滲みだす
粉塵をまとう残雪 毎日を清らかならぬ意思をもて生く
残雪の日毎に煤けゆく様を関わりなしと今は思わず
愛情を脂肪深くに堀り当てる大岡川の水ゆるむころ