明太子の粒子を春日に光らせてパスタからめるうつくしい人
繊月(せんげつ)は赤みを帯びて浮かびおり平坦地続く郊外の闇
身熱(しんねつ)を帯びた気体に包まれて細やかに花咲くを見ている
曇天に霧らうがごときヤマザクラ点々として山々昏し
たましいはひそかに燃焼しておりぬ泥み流れる夜の水音
明太子の粒子を春日に光らせてパスタからめるうつくしい人
繊月(せんげつ)は赤みを帯びて浮かびおり平坦地続く郊外の闇
身熱(しんねつ)を帯びた気体に包まれて細やかに花咲くを見ている
曇天に霧らうがごときヤマザクラ点々として山々昏し
たましいはひそかに燃焼しておりぬ泥み流れる夜の水音