人生に陥没地ある人びとが集いて寂しく栄えていたり
存在の火力を下げてどんづまりの雪の家屋に父は息づく
細やかな雪にまつ毛をしならせて歩みいるらん午後5時の街
やわらかに肉ふるわせて尿をする音を聞きおり冬の寝床に
回送車、そう回送車軽い音たてて郊外の車庫へ向かいぬ
ほつほつと綻びがでてきているがほつれの先にも日差しは載って
人生に陥没地ある人びとが集いて寂しく栄えていたり
存在の火力を下げてどんづまりの雪の家屋に父は息づく
細やかな雪にまつ毛をしならせて歩みいるらん午後5時の街
やわらかに肉ふるわせて尿をする音を聞きおり冬の寝床に
回送車、そう回送車軽い音たてて郊外の車庫へ向かいぬ
ほつほつと綻びがでてきているがほつれの先にも日差しは載って