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シューゲイザー(ライドとマイブラ)-あと少し足りない魅力

連載作品の原稿を出してひと段落といったところ。
最近シューゲイザーをよく聴く。私の世代のものだ。
轟音のギターが夢心地にさせてくれるサウンド。
大音量で聞かなくてはほぼ意味がない。
車を走らせながら聴くのはおすすめしない。危ない。だが聴いてしまう。ダメじゃん。

シューゲイザーといったらRIDEとマイブラ。
マイブラはこの方法を突き詰めて「ラヴレス 」という傑作アルバムを作った。

マイブラを聴いているとひりついた痛みのような感情が沸き上がってくる。泣きたくなる時もある。思考がふわっと飛んでしまう。

マイブラが方法を突き詰めたのに対し、ビートルズが作ったポップ(ロック)の型を崩そうとしなかったのがRIDEだ。
ポップの型を死守する。破壊したらもっと跳べるかも知れないのに跳んでたまるかというように地に足をつけたがる。

ビートルズ未満、ブラマイ未満、OASIS未満(RIDEのアンディ・ベルはOASISのメンバーだった)、いろいろ足りない。いつもほんの少し物足りない思いをしながら聴き終わる。しかし、最後の最後には、いつもマイブラではなく、OASISでもなくてRIDEを選んでしまう。

拾遺2021年3月ごろ

骨組みを屈みこませて服をぬぐかたちがまるで鏡のようで

鉄錆の匂いしみつくてのひらを開けばふかい闇が閉ざした

おすすめのご飯屋さんで向かいあいまばゆいひかり食むみたく話す

合金を心のおもてに編み込んできらめくような表情をする