具体が詠めない

短歌の作法として具体を入れるように教わった。具体的に、詠みたいけしきが伝わるように。
ここ数年それを排除したい気持ちが強くて難儀している。具体がないとどの歌も似てくるし、何より読み手に伝わりにくい。
そんな事は分かっているのだが、厭う気持ちがつよすぎて排除の方に気持ちがむく。

例えばひとくちに雲といっても様々な種類があるけど雲としか表現したくない。綿雲ですら嫌で、いわし雲というのはもってのほか。これでは伝わらない。