社会を題材にした歌

ここのところ、社会を題材にした歌がふえてきて、お金のことでせわしない合間に作っている。
現代短歌と角川短歌にその辺はのる。あと短歌往来は今月のってる。

3つめの歌集をだした後に考えたのは恋愛歌集をつくることだった。
年齢が、と、思いもしたがひとつめの歌集を恋愛の歌集にしなかったことを悔いる気持ちがそう思わせた。そのような歌がたくさんあったにもかかわらず、自分の愚かなきもちがそれを妨げた。

とりとめなくて申し訳ないが、仕事の文章ではなく自分の文章をとりもどすためにいろいろ書いている。

最初の歌集では、あまやかな歌だけでひとつの歌集をおおいつくしたら、師はおもしろく思わないだろう、と師の気持ちを先回りをしたのだった。
不得意ながら社会をよんでもいたからそれを入れてしまったのを後悔している。
そういうのは不得意だし、なにしろ性格が善良だから、いまいち毒がないのである。

そういえば染野太朗の最新歌集は「初恋」というのでとてもよかった。
そしてあの年齢だからこそ「初恋」としたのだろうとおもう。

あと、2つめの歌集は性愛の歌が減り続けいる頃で、それにぶつけるつもりで性愛をテーマにした。
東直子さんがそのあたりの意図を分かってくれたのがうれしかった。
自分はいつも、何もかもをわざとやっているつもりでいるが、そんなにはわざとではない。
どういったことも恥かしい感じになるのを恐れてはいけない。良さの多くはその近辺にある。

それで、4つめはさすがに恋愛歌集にしたくて、実際、作歌のために使っているファイルの名前は「恋愛歌集をまとめる」となっている。いまさら性愛ではなくて、最初の歌集のころとは違うかたちで恋愛歌集がつくれるはずだと息巻いていたのだ。

とにかく「恋愛歌集をまとめる」というファイルに思いついたフレーズを寄せ集めてきて、ああでもないこうでもないとやる。

そういえば今日は、ついにビートルズの新曲が発表される。
Now and Then というタイトルで、海賊盤などでは有名なジョンレノンの未発表曲だ。
どんな仕上がりになるか楽しみだ。

つづきはあした気がむいたらかく。