歌集「神の翼」WEB歌集について
歌集「神の翼」は2004年短歌研究新人賞を受賞した嵯峨直樹の第一歌集。
2008年の10月30日に発売され、現在2刷り目が出てます。
歌集収録歌・自選10首
熱心に君は何かを話してる 幼女のように髪しめらせて
海音にふたりの部屋は満たされてもういい何も話さなくても
ため息のしめり方まで似通って たとえばキスの終わったあとの
空想は止めようがない 夜の空昼の自転車朝のハチミツ
単純でいて単純でいてそばにいて単純でいてそばにいて
僕たちはあらたな枝をひろげゆく総(すべ)ての愛のほろぶ湖底に
火の移るはやさに移るくちづけは君の苗字の底を濡らせり
粘膜は小さく開きやわらかな月のあかりに照らされている
気にかけて気に病むという関わりのすぐ隣には愛のかたちか
三階は身投げするには低すぎる洗濯バサミ錆びるベランダ
才気のあふれる作風である。
無駄のない構成で、気の抜いたところがない歌集である。
--岡井隆帯文より--

【発行】 / 短歌研究社
サイズ : 20cm / 169p
【ISBNコード】 / 978-4-86272-124-2
【定価】 / 1,800円(税別)
【帯文・解説】 / 岡井隆
【栞文】 / 「僕たちと俺」加藤治郎
「青いおしっこの世界」穂村弘
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※2刷りできました。在庫わずかです。
